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2024.08.11

歯磨き粉って何を使えばいいの?

愛知県名古屋市瑞穂区のルクス歯科・矯正歯科 瑞穂院歯科医師 院長 伊藤聖将です。

前回当院おすすめの歯ブラシを紹介させていただきました。 

では次に歯磨き粉って何がいいのでしょうか?

   

歯磨き粉の成分で一番むし歯予防に効果があるのが、フッ素です。

フッ素が配合されていない歯磨き粉はおすすめしません。

またフッ素濃度も注意してえらびましょう。

「1450ppmの高濃度フッ素配合」

歯磨き粉にこんな文字が書かれているのをみたことがありませんか?

実は、現在日本で販売されているフッ素配合歯磨き粉のうち、最も高濃度なものが1450ppm配合の商品

日本では1500ppmを超える商品は販売できないので、その数値を超えないよう設定されています。

フッ素濃度が1000ppm以上の場合、500ppm濃度が高くなる毎に6%むし歯の予防効果が上昇すると言われており、フッ素の効果はその濃度に比例するので、できるだけ高濃度な歯磨き粉を選ぶのがおすすめとなります。

高濃度フッ素配合と書かれていないと950ppmの濃度のことが多いので、よくみて選ぶようにしてください。

6歳~成人・高齢者の歯磨き粉の量は 歯ブラシ全体(1.5cm〜2cm程度)とされています。

歯磨き粉

思ったより、量を多く必要としますよね。

昔、歯磨き粉の量は少しでいいと言われた経験がある方もいるとおもいます。こんなに使ってよいの?と感じられかたもいらっしゃるとおもいます。

歯磨き粉の量は少しでいいと言われていた理由ですが、歯磨き粉の成分の発泡剤が関係しています。

発泡剤があると軽くブラッシングしただけで豊富な泡が立ち、配合されている香味によってミントなどの香りが広がるため、爽快感があるのですが、

豊富な泡により磨いたつもりになりやすいのと、泡が邪魔で、鏡で歯をチェックしながら磨けないなどデメリットがあり、少量の歯磨き粉がお勧めされていました。

しかし、現在は発泡作用が押さえられた商品が開発されており、発泡性の低い商品であれば歯ブラシ全体につけても、お口の中があまりアワアワしないで歯磨きできるようになりました。

歯磨き粉の中には歯の着色汚れを落とす研磨剤が含まれているものが多いです。

歯の着色汚れをステインと呼び、色の濃い飲食物を摂るとステイン汚れが付きやすくなります。ワインやコーヒーが好きな方には、研磨剤の効果は助かりますが、研磨剤のザラザラした素材が歯の表面を傷つけ、逆に着色しやすくなる恐れもあります。

あまり強力な研磨力をうたった商品はおすすめいたしません。

知覚過敏が気になる方は硝酸カリウムや乳酸アルミニウムなどの知覚過敏に有効な成分がプラスされているものがおすすめ。

歯周病が気になる方は殺菌成分がプラスされているものがおすすめです。

次の投稿で当院おすすめの歯磨き粉を紹介しますのでお楽しみにしていてください。

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